錆漆(さびうるし)

2023年03月03日

錆漆(さびうるし)は主に欠けている部分を埋めるときに使うペースト状のパテです。目分量なので講座の最初は戸惑われるのですが、繰り返し作ることで自然と覚えておられます。とはいえ暫く離れると記憶があいまいになるので(私の着付けも同じく)、参考のために水で練った状態から漆を混ぜて仕上がりまで、順に追って画像を並べてみます。作る量はあまり多いと使い切るまでに固まってしまいますし、少ないと水分の調節が難しいので砥粉は小さじ1/3くらいがよいかと思います。

金継ぎに使われる金紛は消粉とよばれる箔を細かく砕いたものと、丸粉と言ってほぼ球体に近いものがあります。消粉は研ぎをせずに蒔き放ちという仕上げをするので控えめな艶になりますが、丸粉は固めたのち研ぎをして断面を最大限に出すので金属の光沢が強くでます。

始動

2023年01月21日

庭の手入れをしていると、春に向けて少しずつ草花が準備している様子が伺えます。
お正月も松の内が過ぎて、宮﨑先生のご担当の日で横浜芝山漆器研究会も始まり、少しずつ日常が戻りました。

2023

2023年01月01日

昨年度も多くの方にご縁をいただき、うつわ継ぎ山鳥を立ち上げて10周年を迎えることができました。またまだ技術も人としても鍛錬が足りないことを痛感する日々ですが、これからもお声かけいただいたお仕事に丁寧に向き合って進めてまいります。