錆漆(さびうるし)
2023年03月03日
錆漆(さびうるし)は主に欠けている部分を埋めるときに使うペースト状のパテです。目分量なので講座の最初は戸惑われるのですが、繰り返し作ることで自然と覚えておられます。とはいえ暫く離れると記憶があいまいになるので(私の着付けも同じく)、参考のために水で練った状態から漆を混ぜて仕上がりまで、順に追って画像を並べてみます。作る量はあまり多いと使い切るまでに固まってしまいますし、少ないと水分の調節が難しいので砥粉は小さじ1/3くらいがよいかと思います。
1.砥の粉は粒をある程度潰しておきます
2.水を少しずつ加えて、粒の無いぽたぽたとしたまとまりになるまで練り合わせます
3.練った砥の粉と同じ面積の生漆を加えます。漆が砥の粉の7割~9割くらいの感覚です。
4.漆と砥の粉を混ぜます。
5.ガナッシュチョコのような艶のあるペーストになりました。
教室では、丁度よい配合ができると美味しそうに仕上がりますよと説明しています。でも食べたら大変です。