5月の金継ぎ教室
今月もそれぞれの教室で皆さんと金継ぎを進めました。第1週はゴールデンウィーク中でしたので、第2週からの始まりとなりました。
それぞれのInstagramをリンクしていますので、お店の雰囲気なども是非ご覧ください。
教室の概要については金継ぎ教室(東京・横浜)にありますのでご参照ください
5月9日(第2週木曜日)「小鹿田焼きの店ソノモノ」教室
小鹿田焼に囲まれて、手元に集中しながら金継ぎ作業を黙々と進められています。とはいえシンと静まり返っているのではなく、終始穏やかな会話の中での講座です。
現在、両クラスともアドバンスコースでご自身の道具を持ち込んでいただいています。手元を明るくするためのライトもモバイル用があると便利です。今の作業に合わせた小物の工夫もあり、質問事項もより細やかになりました。
そのこさんが用意してくださった賄いは過去に預かった照屋さんの5寸にて。夜営業の時にいつも美味しそうな肴が美しく盛り付けてあるので、嬉しさもひとしおです。
5月12日(第2日曜日)「インヤンレスト」教室
この日は京王百貨店でのチェ・ソウォンさんの作品展と午後の民画教室のため一時レイアウト変更されておられたので、進捗状況別に別れて席についていただき、それぞれ工程に取り掛かりました。個別に進むのでご自身の器が前回どこまで進んでいるか、何か記録があると次回の取り掛かりがスムーズになります。
昨年の5月からスタートして1年が経ちました。こちらではコース設定はなく、随時参加募集をしています。道具、材料とも講師側で用意、また作業途中のうつわも預かっていただけます。李朝家具や現代作家作品に囲まれたギャラリーで、韓国の文化に触れられる教室です。
5月13日(第3週へ振替)「マダレーナカフェ」教室
この日は都合で少し遅れて伺うことになり、午前中のアドバンスクラスの皆様にご不便をおかけしました。スケジュールは4回目にあたり仕上げ作業に入るタイミングでしたので、より丁寧に研磨作業を進め、蒔きが映えるよう下地づくりを進めています。
午後はビギナー3回目。こちらも折り返し回です。まだまだ完成が見えないので、果たして金継ぎらしくなるのか少し揺らぎそうになると思いますが、最後の工程を楽しみにしていただければと思います。
午前午後とも、OBの方々に出席があり、アシストクラスも充実しています。特に午後のビギナーの皆さんにとってはこれからの楽しみに触れられることもあり、良い影響をいただいています。
大勢のご出席で講座中の画像を撮るタイミングがなく、記録は最後にいただくおやつにて。シフォンケーキにフレッシュクリームと自家製マーマレード添えのほっとするひと時となっています。
そして2月にここで取材があった東急グリープのフリーペーパー『SALUS』4月号の記事も、多くの方が見てくださりとても嬉しいです。新しい募集はマダレーナカフェInstagramにてお知らせがありますので、随時ご確認をお願いいたします。
担当していただいた編集部の皆さま、場所を提供していただいた高森さん、誠にありがとうございました。
5月22日(第4水曜日)「アトリエニノン」教室
一番新しい教室で少人数で行っていますので、一つ一つの工程を丁寧に進めています。
コースはインヤンレストさんと同様で、ご自身の区切りがつくまで続けていただけます。
長く愛用して手放せないものであったり、直せないと思っていたもの、お母様から受け継いだもの、少し欠けて仕舞い込んでいたうつわなどそれぞれの方にストーリーがあり、興味深く伺っています。ビンテージファッションに囲まれて日常と少し違う雰囲気ですが、興味の先は共通していて、大変居心地のよい時間です。先日お一人卒業されお席もご用意できますので、ご興味ありましたら是非お問い合わせください。ご友人など複数人のご参加も可能です。
講座の後にオーナーが用意してくださるおやつは漆のうつわがよく登場します。
使い勝手の良い、日常遣いの組み合わせにホッとします。この日は空也の麩饅頭とお煎茶にて。少しづつ夏に移り変わっていきます。
自宅教室(随時)
これまで受講してくださった方が引き続き足を運んでくださいます。
出張教室では難しい直しや小さな漆作品に取り掛かっておられ、自宅ならではの対応をしています。首都圏中心から少し離れたところにありますので、お越しいただいているみなさんにはいつもありがたい思いです。
先日お二人卒業されましたので、少しお席があります。こちらもご興味ありましたらお問い合わせください。